ヤドリギの巧妙な種の拡散

今の時期、里山公園でも落葉樹に寄生する常緑の「ヤドリギ」が
目立つ。
その「ヤドリギ」、実に巧妙な方法で種を拡散させているという
興味深い話が「Ntional Geographic(日本版)」のサイトで紹介
されていました。

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「ヤドリギ」 <当方撮影>
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拡大してみると、実をつけている



以下、「Ntional Geographic(日本版)」より本文抜粋

「動けない“寄生樹”ヤドリギがほかの木にとりつく驚きの戦略」

木の枝に根を張って養分をいただくとともに、自分でも光合成を
行って育つ半寄生植物の「ヤドリギ」の場合、地面に種を撒かれても
育つことはできない。

そのため「ヤドリギ」は種をビシンと呼ばれる粘着性の物質で包む
ことにした。

このビシンは野鳥の胃の中でも消化されず、糞とともに種が排泄
されると、ビシンの粘着力によって「ヤドリギ」の種は、野鳥のお尻に
まるでキンギョの糞のように付着することになる。

お尻に種が付着するのだから、野鳥にとってはさぞ気持ちの悪い
ことだろう。
木の枝にお尻をこすりつけて種を取ろうとするが、これこそ「ヤドリギ」
が狙っていたこと。

樹木の枝にこすりつけられた「ヤドリギ」の種はビシンの粘着力で枝に
留まり、半寄生の生活を始めるようになる。




また、同コラムで「スミレ」や「カタクリ」の分布の拡大についても紹介
されていました。

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「カタクリ」<当方撮影>

日本に自生するスミレ科のスミレ、タチツボスミレ、ユリ科のカタクリは、
種を運んでもらうために、種にアリのエサとなるご褒美を付けている。

それはエライオソームと呼ばれ、糖、アミノ酸、脂肪酸を含んでおり、
これに誘引されたアリは種を巣に持ち帰り、エライオソームだけを
食べる。

食べ残しとなった種は巣の近くに捨てられ、そこで発芽。種を拡散
できるというわけだ。



自然界には、色々な知恵が存在することを、改めて学びました。




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